里帰り出産の期間と手続き
初めての出産などの場合、やはり何もかもがはじめてで、手探りの状態ですね。
自分の実家で過ごすことができる環境にある人は、ぜひ里帰り出産することをおすすめします。自分の母親のアドバイスと家族の手助けがもらえるのは、とても助かります!
検診の通院はそのまま出先でよいのですが、実家周辺の産婦人科のこともよく調べておきましょう。そして、気になる産院を見つけたら、出産予定日に合わせて早めに予約を取りましょう。
地元で人気の産婦人科はもう出産予定日まで予約がいっぱいということもあり得えるので、注意が必要です。
いままで受けていた検診の結果と、母子手帳などを完璧にもれなくそろえておきましょう。
いつから里帰りすればいいの?
さて、問題なのは、いつからいつまで里帰りをするのかという期間の問題があります。
一般的にいって、やはり、出産予定日の1か月ほど前から、産後、1か月くらいというところが平均的なところです。
が、臨月に入ると、検診は毎週になりますし、いろいろな手続きもしなければならないので、もっと余裕があれば早めに里帰りをするのもいいですね。
職場から産前産後の休暇をもらっている人なら、産前の休暇をもらうと里帰りはすぐという感じですね。
これはもちろん実家が近県なのか、遠方なのかという問題もあります。近いならともかく、遠い場合は、万が一の大事をとって早めに里帰りすると、妊婦の体自身にも楽でしょう。
また、子供が生まれるとなかなか自分の時間というものはしばらく持てないものですから、今のうちに気心の知れた地元の友達と心行くまで遊ぶものいいでしょう。したいことを存分にしておくチャンスです!
里帰りからはいつ戻るもの?
産後、赤ちゃんは生まれた産院で「一ヶ月検診」というものがあります。
それを終えると、先生から無事、普通の生活に戻ってもOKのサインが出ますので、そのタイミングで戻るのもよいタイミングでしょう。
里帰りできない場合は・・・
また、上にお兄ちゃんやお姉ちゃんが学校に行っている関係などで里帰り出産が困難な場合などもありますが、その際は、実家のお母さんに来てもらうなど、相談をしておきましょう。
里帰りをせずに、家で過ごしていたら、パパも毎日かわいい赤ちゃんを見て、接することができるので、安心して生活できるでしょう。奥さんの実家に毎週末、往復する交通費も節約できるので、里帰り出産をしないというメリットもあるわけです。
里帰り出産、親にお礼は?
さて、両親にしてみれば、かわいい娘がかわいい孫を産み、とても幸せな時間を共にできるわけではありますが、約2か月間から数か月、実家にお世話になるのですから、やはり、お礼として両親にお金を渡すことも大事ですね。
最低限、食事の費用だけでもお渡しするのが「親しき仲にも礼儀あり」という大人のマナーです。
大体1か月で2万円か3万円お渡ししたら十分だと思いますし、不必要なら両親からお返ししてくれることもあるでしょう。このお礼があるかないかで、「また来てね!」ということにもつながります。
親子ですから、事前に決めておくのもいいかもしれませんね。
里帰り出産に持っていくもの
里帰り出産で忘れ物があると面倒なことになることもあるため、持っていくものは、しっかりと準備が必要になります。
まず、里帰り出産での入院の書類関係の準備として、母子手帳、病院の紹介状、健康保険証、印鑑、そのほか必要な書類を用意します。病院によって必要になるものもあるため、事前に確認しておきます。
実家に持って行く荷物としては、衣類や下着、洗面用具、マタニティ用服、パジャマ、化粧品などの身の回りの物を用意します。産後のことも考えて、マタニティ用だけでなく普通の服も持って行っておくと安心です。
母乳で育てる場合には、授乳しやすい服も用意しておくことで、出産後の1か月間、特に買い物にでなくてもすみます。2か月程度里帰りする人が多いため、基礎化粧品などの消耗品は余裕をもって用意しておくことです。
里帰り出産では、赤ちゃんに必要なものも用意しておく必要があります。産後はバタバタして買い物に行けないこともあるため、事前に購入するか現地ですぐに購入できるようにリストアップしておくことです。
出産後、赤ちゃんに必要なもの
赤ちゃんに必要なものとしては、
- おむつ
- 哺乳瓶などミルク関連用品
- 肌着やベビーウェアなどの赤ちゃん用の服
- その他ベビー用品
です。
赤ちゃんの服は、
- 短肌着が3枚から5枚
- 長肌着が1枚から3枚
- コンビ肌着が2枚から3枚
- ツーウェイオールが2枚から3枚
が最低限必要になります。
季節によって若干の変動はありますが、産後1ヵ月は、外出はあまりしないことや出産後にお祝いでもらうことも多いため、最低限必要な枚数以外は、落ち着いてから購入するようにします。
ベビー服は、最近では、ネット通販でも購入することが可能ですし、赤ちゃん用の荷物は、里替えしてから買い物しても間に合います。
母乳育児を希望している人でも母乳の量が足りるかどうかはよくわからないため、ミルクで補えるように準備しておく必要があります。粉ミルクと哺乳瓶だけでなく、哺乳瓶用の乳首、消毒用のグッズも用意しておくことで、万が一、母乳があまり出ないときでも焦らずに対応できます。
また、おむつは、生まれた子の体重によっては、すぐに新生児サイズが入らなくなるため、新生児サイズの買いだめは控えておいた方が余らせずにすみます。
あると便利なものとしては、カメラやビデオカメラです。出産の瞬間や生まれてからの実家での生活を記録するために記録用のカメラやビデオカメラがあると便利です。
また、出産後1か月ほど里帰りをしている場合、赤ちゃんを沐浴させるベビーバスやチャイルドシートが必要になります。
購入した場合、配送料金が必要になり、赤ちゃんが成長すれば不要になることもあるため、実家にいる間は、レンタルを利用すると便利です。
実家にペットがいる場合や上に兄弟がいる場合には、ベビーベッドがあると便利です。
ベビーベッドを使うことで、新生児の赤ちゃんとペットの接触を防いだり、兄弟が誤って赤ちゃんを踏んでしまうなどの事故を防ぐことができます。
ベビーベッドは、実家で兄弟や、友達からお下がりをもらえればいちばんよいのですが、そうでない場合は、購入することになります。あるいは、二人目の場合は、もうベビーベッドを持っているかもしれませんね。
そんな場合には、ベビーベッドを送ることになります。ただ、里帰り出産は荷物が多いので、宅配便などではなく引っ越し業者を利用した方がいい場合も。こちらのページでは、里帰り出産に際しての、荷物の送り方などをまとめています。
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